2025/10/11

【ブログ】

ゲームチェンジャー NO1

最近たまたまつけたテレビのインタビューで障害者テニスプレイヤーの小田凱人さんが「数多く優勝した人よりもゲームチェンジャーになりたい!」と言われてましたが、その言葉には私も同感しますし今の時代に足らなく1番必要なものかも知れません。

現在 熊本県下益城郡美里町に豪雨災害の応急住宅を建設しています。みなさん気づきましたか?応急仮設住宅→応急住宅 最近たまに使わせて頂いています。 2年で解体撤去する住宅から中長期または恒久的に使用する住宅へ!熊本県庁と地域工務店の力で仮設住宅の考え方を変えました。

ここまでお話しても応急仮設住宅の事をご存知ない方はわかりませんよね? 応急仮設住宅とは災害で自宅を無くした被災者に2年間の期間で応急的に住まいを提供する仕組みで、その後は自宅再建(賃貸も含む)かその後に建設される災害公営住宅に移るのですが、被災後2年で移るのはなかなか難しいとの被災地が高齢化が進む地域だと自立再建が難しいのが現実です。また、応急仮設住宅建設の用地もなかなか見つからない中その後に災害公営住宅建設用地を選択する難しさなどもありますが、被災された方が被災後何度も住まいを帰り負担を考えると他に方法は無いのかとみなさん思いませんか?

熊本地震から熊本県の取り組みは、鉄筋コンクリートの基礎(一般住宅と一緒)に耐震・高性能断熱(予算内)な仮設住宅を建設して仮設住宅後も使い続けると言う応急仮設住宅の利活用を進めています。こうする事で災害公営住宅建設の戸数も減りますし被災された方々の負担も軽減します。今までの応急仮設住宅の常識を考えると・・・考えられませんが、みなさんどう思いますか?

この様な取り組みが地方の自治体と地域工務店の取り組みを内閣府(国)も認めて頂いて、能登半島地震の時は「木造応急仮設住宅は中長期使用を基本とする。」との方針を出していただきました。

大きく時代が動いたと思います。