木の家ってどのくらい強いの?
二度の大地震シュミレーションでも倒壊しなかった木造住宅
熊本地震を再現した耐震シュミレーションを行いました。2階建てでの検証は地震に不利な間取りをあえて設定することで、木造住宅の強さを確認することとしました。その結果、現在の耐震基準(等級1)で建築された木造住宅は、倒壊せずに耐えることが確認できました。さらに等級を高めることで損傷を軽減できることが分かりました。※計算上の耐震性能を発揮させるには、適切な施工や維持管理が必要です。
平屋でも同様の検証を行いました。
(くまもと型復興住宅モデル1号棟)
■ 耐震等級とは?
等級1 | 倒壊までは至らないが大きな損傷を受ける = 命を守る |
等級3 | 損傷が少ない家 = 命・資産を守る |
■ 地震に対する構造躯体の倒壊、崩壊等のしにくさ
耐震等級 | |
等級1 | 極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震による力(建築基準法施行令第88条第3項に定めるもの)に対して倒壊、崩壊等しない程度 |
等級2 | 等級1の1.25倍の力に対して倒壊、崩壊等しない程度 |
等級3 | 等級1の1.5倍の力に対して倒壊、崩壊等しない程度 |