• 一般住宅

キッチンから家族の笑顔を見守る家

2023年

design: エバーフィールド

[所 在] 熊本県

[工 法] 木造軸組工法

-キッチンを中心とした家づくりを叶えて
リビングにスタディスペースや秘密基地も-

田園風景と昔ながらの家並みが残る、のどかな場所。
喧騒から離れ、四季の移ろいを肌で感じられるこの地に、ご夫妻の理想の住まいはあります。

玄関を入るとすぐ、南向きの吹き抜けリビングを見渡すようにキッチンを配置。
明るく開放的な空間が広がるよう設計しています。

リビングの一角にはお子様のスタディースペースを、階段下には遊び心のあるヌック(小さな空間)をご用意しました。
お子様を目が届く場所で見守りたい、というお施主様の思いが詰まっています。
また、階段下のヌックは奥行きを持たせることで適度なプライベートスペースとなりました。

奥様のこだわりは、キッチンを中心とした住まいづくりでした。
中でも特にご希望だったのが、1日の洗い物を一度に片付けられるドイツ製の大容量食洗機を備えたシステムキッチンです。

調理台の後方には、パントリースペースを確保しました。

調理台の横には同方向の食台を設け、配膳の動線もスムーズになるように工夫しています。
さらにキッチンの腰壁には小さな棚スペースを設け、コンセントも設置。
「携帯電話の充電や電気コンロを使うときにとても便利です」と奥様にもご満足いただけました。

-家事の負担減らす工夫を随所に。
光熱費などのランニングコストも削減-

共働きのお施主様ご夫妻が家づくりにおいて重視されたのは、「家事の負担を減らす工夫」。
そのため、家事効率の良い動線づくりをご提案しました。

L字型に配置された廊下から、スムーズにファミリークローゼット・脱衣室・家事室・浴室へと3方向にアクセスできる動線を作成。このエリアは視線を遮る収納スペースとしても活用でき、見た目のすっきり感と機能性を両立させています。

床材には、経年変化を楽しめるオーク材を採用しました。
食台やテレビ台、システムキッチンに至るまで、同じ素材で造作することで、住まい全体に統一感と温もりが生まれました。

断熱性能にもこだわり、エアコンはリビングの1台のみ。
天井のシーリングファンと連動させ、室内の温度を各部屋で快適に保てるよう工夫しています。

また、太陽光発電を搭載し、外壁にはクラックが起きにくく撥水性に優れたメンテナンスフリーの塗材を使用することで、将来的なランニングコストの削減にも配慮しました。

玄関には絵画のようなエコカラットを採用。調湿、消臭効果で玄関を清潔に保ってくれます。

2階のフロアは子ども室。壁紙にはクジラの図鑑のような壁紙をあしらっています。

お施主様ご夫妻が私たちにご依頼くださったきっかけは、
お散歩中に通りがかった現場で、スタッフのあいさつや現場の整理整頓が印象的だったとのこと。
「最後まで悩みながらも、私たちの要望に丁寧に応えてもらえて感謝しています」と笑顔でお話しくださいました。