－狭小地ながら広い玄関土間　確保できたのは設計の技－

切妻屋根に、光の角度により表情が変化するという金属製のサイディングの外壁
シンプルさの中に美しい形状の佇まいを放っています。

T様邸はお施主様と建築家が1年の時間をかけて、十分にアイデアを練りながら施工しました。
お施主様のこだわり、建築家のこだわりを一つずつ丁寧に確認しながら隅々まで妥協のない美しい施工を実現しました。
オーダーキッチンなど個性的なディテールも弊社ならではです。

大きな玄関扉を開けると、広い土間が広がります。
ここはお施主様の「敷地が狭いがバイクは室内で保管したい」というご要望をかなえるために、玄関の土間とスペースを兼ねることで実現した土間です。
オイル臭も心配なく、換気も十分に施しました。

限られた面積の中に、広々とした土間をあえて設けることで、玄関・愛車の駐車スペース・メンテナンスをする趣味の空間など、様々な使い方のできる場所となりました。

1階に寝室、浴室、洗面室、トイレ、クローゼットを配置して、暮らしの中心部は2階フロアに配置。
階段を上ると開放的な空間が広がります。

－家具のようなオーダーキッチン　板張りのテラスのもう一部屋－

2階には19畳ほどのダイニングとリビング、子ども部屋という間取りです。
キッチンで目を引くのは、ラワン材を使用したオーダーキッチンです。
家具と見間違うような美しいデザイン、吊り戸棚の品には間接照明がほどこされています。

作業がしやすいキッチンの置くには冷蔵庫とパントリーを配置しています。

キッチンの天板はマットなステンレス仕上げ。
食洗機だけでなく、ガスコンロの下にはオーブンも備えています。

2階フロアには、東側に設けられた3畳ほどの板張りのテラスがあります。
リビングからフラットにつなげずに床の位置をアップしたことで、テラスが1つの部屋のように仕上がりました。
ここからは、子ども部屋の様子も確認できます。

テラスの床材も自然素材にこだわり、ウッドデッキに使用される耐久性と強度に優れたセランガンバツ材を採用しました。
テラスは3畳と決して広くはありませんが、オープンな東側の窓とはめ込みの南側の窓で面積以上の広がりを感じることができる空間となりました。

お施主様がこだわられた玄関の取っ手とボタンのように可愛らしいドアノブ

郵便物ポストのデザインなど、細かい部分にもこだわりが光ります。