• 公共施設

地域の記憶を未来へつなぐコミュニティセンター

2026年

design: エバーフィールド

[所 在] 熊本県

設計・監理:エバーフィールド
施工:株式会社 新堀産業


令和2年7月豪雨で被災した方々の暮らしを支えた応急仮設住宅。その役目を終えた木材が、新たな命を吹き込まれ、地域の交流や防災の拠点となる「柳瀬コミュニティセンター」として生まれ変わりました。

エバーフィールドは設計監理を担当し、地域の自然と人をつなぐ空間づくりに携わりました。


2026年6月、相良村柳瀬地区に「柳瀬コミュニティセンター」が完成しました。

この施設は、令和2年7月豪雨の際に建設された応急仮設住宅の部材を再活用し、地域の交流や防災の拠点として整備された施設です。

 

敷地は2m以上嵩上げされ、平常時には地域住民が集うコミュニティの場として、災害時には避難拠点としての役割を担います。

エバーフィールドは、令和2年7月豪雨発災後、相良村に整備された応急仮設住宅の建設にも携わりました。

被災された方々の暮らしを支えた応急仮設住宅は、その役目を終えた後に解体されましたが、

構造材や設備機器、サッシなどは廃棄されることなく、新たな建築へ受け継がれることになりました。

今回整備された柳瀬コミュニティセンターおよび倉庫には、

相良村運動公園に建設されていた応急仮設住宅2棟8戸の部材が再利用されています。

木材を循環させながら地域の資産として活かすこの取り組みは、

建物だけでなく、人々の記憶や想いも未来へつないでいくプロジェクトとなりました。

設計では、相良村の大切な地域資源である川辺川の景色を身近に感じられるよう、大きな窓を川沿いに配置しました。

自然とのつながりを感じながら、人が集い、交流し、憩うことのできる空間となるよう計画しています。

地域に開かれた施設として、日常のコミュニティ活動から災害時まで、

多くの人に利用される場所となることを目指しました。